冨林勇佑(とみばやしゆうすけ)
1996年5月4日 生まれ。神奈川県横浜市出身。
2016年グランツーリスモ世界大会優勝、2018年より実車レースへ進出し世界初の『eスポーツレーサー兼リアルレーサー』として活動中。レーサーとしての活動の他、eスポーツの普及を目指し各種イベントへの参加・解説なども精力的に行っている。
身長 171cm / 体重 60kg / 血液型 RH+O
冨林勇佑(とみばやしゆうすけ)
1996年5月4日 生まれ。神奈川県横浜市出身。
2016年グランツーリスモ世界大会優勝、2018年より実車レースへ進出し世界初の『eスポーツレーサー兼リアルレーサー』として活動中。レーサーとしての活動の他、eスポーツの普及を目指し各種イベントへの参加・解説なども精力的に行っている。
身長 171cm / 体重 60kg / 血液型 RH+O
両親がどちらもレースに縁深く、レースも車も好きな環境で育っていた。はじめてレースを見に行ったのは0歳、当時の記憶はないがパンフレットなどは今も残っている。グランツーリスモと出会ったのは5歳。純粋な楽しさから徐々にゲームとしてレースをやっていく感覚が出来てきたのは小学校2年生頃だ。ただ、ゲームが推奨されていた環境ではなく、外で遊ぶ方が好きな「レースも車も好きなサッカー少年」だったと振り返る。平日はサッカー少年として過ごしながら、週末には両親とレースを見に行くのを楽しみに過ごす小学生時代だった。
ゲームというものにおいて「もっと上にいきたい」と思い始めたのは、2007年。小学校5年生のことだ。鈴鹿で行われた『ニスモ フェスティバルグランツーリスモスペシャルステージ』ではじめてプロのレーサーと並ぶ経験をした。そして翌年にも行われた2008年末の大会では、2位。ゲーム設定が難しくなったことを差し引いたとして、1位との差が感じられる結果だった。もっとうまくなりたいと強く思った瞬間だった。この会場で出会った人たちとは今も交流があり、鈴鹿のイベントは一生を左右する貴重なターニングポイントとなった。
当時1位となった山田和輝氏とは、今もレースの応援に訪れてくれたりと暖かい交流が続いている。
高校受験を終えた頃からオンライン練習を重ね、高校3年生には国内2位を争えるようなレベルになっていた。当時BMW Z4チャレンジ大会があり、オンライン予選では10位以内・オフラインイベントでは3位、総合で国内3位の成績をおさめることが出来た。オフライン・会場でのレースではハンドルの種類も変わり、雰囲気も大きく変わった。技術だけではない場馴れも必要となり、大会経験も問われる。オンラインからオフラインへ行くことの壁を感じた。高校3年生、18歳の誕生日の前日だった。
各種大会に出場するようになり自信がついてきた中、レース実績から2016年グランツーリスモ世界大会・日本代表として選抜。優勝をすることが出来た。当時の成績は、ソロは2位・チーム戦は1位。世界大会チャンピオンとしての実績は、今後リアルレースへつながる大きな一歩となった。
もともと、どこかでレーサーに対する憧れは持っていて、カートレースに参加するようになりその楽しさも感じていた。大学に入り、免許を取って自分の車に乗り始めた頃に関東学院大学の自動車部走行会に参加をした。当時乗っていた車はモデルとして速い種類ではないながら、はじめて走ったコースでは誰よりも速く走ることが出来た。ゲームで重ねてきた練習が実際の走行上でも活かせる、ゲームと変わらないレベルで走れていると体感出来た。筑波サーキットなどでも走り始めた中、プロのタイムと比較しながら「機会があれば出てみたいな」とも考えるようになっていた。
卒園式の将来の夢に書いていた「アルテッツァレースのドライバーになりたい」。
その気持ちは変わらないままSNSなどで情報を発信している中、友人からレーシングカーを所有している方を紹介してもらい、そのご縁で2018年10月末にマツダのロードスター・パーティレースへのスポット参戦・優勝。これが現実レースのデビューとなった。以降、2019年2020年と本格的にレースに参戦し、実績を重ねている。
今後は、国内のスーパーGTに参戦することが一番近い目標だ。国内外の一流のプロレーサーと一流の車が集まり、唯一地上波でも放送されるレースでもある。
日本国内でレーサーを目指すための門戸は決して広いとは言えない。現在活躍しているプロレーサーの多くは、幼少期からレースの世界にいてメーカー育成プログラムを経て、メーカーに選ばれた人たちだ。さらに実車レースを続けるためにはお金もかかる。ひとりだけで叶えられることでもない。だが、充分にやっていける自信はある。ゲームを通して重ねてきた練習・走行量自体は変わらないし、それらの練習が実車レースで通用することも自身の体験と結果で残してこられたからだ。
世界初のeスポーツ出身のスーパーGTシリーズチャンピオンは「夢」ではない。
達成できる「目標」だ。
2007 | ニスモ フェスティバルグランツーリスモスペシャルステージ |
2008 | 東京オートサロングランツーリスモスペシャルステージ |
2014 | BMW Z4 challenge JAPAN CUP 3位 |
2016 |
FIA グランツーリスモチャンピオンシップ |
2018 | JAF 国内Aライセンス取得
リアル バーチャル |
2019 | リアル ロードスターパーティレースⅢ東日本シリーズ NDシリーズクラス シリーズチャンピオン ロードスターパーティレースⅢ交流戦(日本一決定戦) 優勝 ピレリスーパー耐久シリーズ 最終戦 ST4クラススポット参戦 5位(Aドライバー) バーチャル |
2020 | リアル GAZOO RACING 86/BRZレース クラブマンシリーズエキスパートクラス ランキング3位 MINI CHALLENGE JAPAN RD.2 COOPER Sクラス スポット参戦 レース1 優勝 レース2 優勝 ピレリスーパー耐久シリーズ ST3クラス シリーズチャンピオン バーチャル |
皆さんこんにちは!冨林勇佑です。
私の父親も昔自動車レースをしていて、幼いころにハンドル型のコントローラーをもらい、レーシングゲームを始めました。
ゲームを通して沢山の人と交流できること、ラップタイムを向上させる方法に正解が無いためつい夢中になってやってしまう事、何より私が車を操作することが好きなことから、気づけばたくさんの方に支えていただき、世界一になることができました。
ゲームでは実車で発生する横Gや縦Gを感じることは出来ません。実車の感覚を感じて運転したい。現実のレースの世界で、私の実力がどこまで通用するのかを知りたいと思い、2018年に実車を使用したレースの世界に進むことを決断しました。
2018年から、実際の車でのレースに参戦し始めました。応援してくださる皆様や家族、チームを指揮している監督、車両のメンテナンスやセッティングをしているメカニックの方、私の挑戦を広めてくれる広報の方、サーキットに送迎をしてくれるマネージャーなど本当に沢山の方に支えていただきました。
そして、2019年のロードスターパーティレースで、ついに日本一とシリーズチャンピオンの座を勝ち取ることができました!
2020年は、数々のオーディション参加者の中から私を起用していただき、DELTAモータースポーツ様からTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦させていただきました。
応援してくださる皆様や家族、チームを指揮している監督、車両のメンテナンスやセッティングをしているメカニックの方、私の挑戦を広めてくれる広報の方、サーキットに送迎をしてくれるマネージャーなど本当に沢山の方に支えていただきました。
他の誰よりも良いレースをして、私を応援してくださっている皆様に最高の結果を報告することが、日々の感謝としてドライバーである私が出来ることだと思っています。
次のステップとして、日本のトップカテゴリーで活躍することが出来るようなプロフェッショナルドライバーになることを目指しています。私が思い描く理想へたどり着くために、結果に対して貪欲に活動をしていきたいです。
僕の挑戦はまだまだ続きます。どうかこれからも応援をよろしくお願いします。